結論
n8n 2.33.0は2026年7月28日時点でGitHubにプレリリースとして公開されており、正式な安定版ではありません。このバージョンには、管理者向けのインスタンス認証情報、ワークフロー履歴API、OpenTelemetry設定API、ワークフローの公開・非公開化APIといった新機能が含まれます。一方で、従来のワークフロー有効化・無効化APIは非推奨になっています。本番環境への適用を急がず、リリースノートと公式ドキュメントで内容を確認した上で、テスト環境での検証を推奨します。
何が変わったか
リリースノートで確認できる主な変更点は次のとおりです。
- 管理者管理のインスタンス認証情報が追加されました。
- ワークフロー履歴APIとして、
GET /workflows/{id}/historyが追加されました。 - OpenTelemetry設定用のパブリックAPIエンドポイントが追加されました。
- ワークフロー公開・非公開化のパブリックAPIエンドポイントが追加されました。
- 従来のワークフロー有効化・無効化APIエンドポイントは非推奨になりました。
- Microsoft Excel (SharePoint) ノードが追加されました。SharePointドキュメントライブラリ上のExcelワークブックを扱います。
- AI Builder関連では、検証済みコミュニティノードをエージェントツールとして利用するサポート、プレビューチャットとトレースの統合などが追加されています。
- AMQPトリガー、Databricks、Slack、WordPress、Airtableなど、多数のノードでバグ修正が含まれています。
- スケジューラーのデッドレターしきい値を設定する
N8N_SCHEDULER_MAX_ATTEMPTS環境変数が追加されました。
誰に影響するか
- n8nのパブリックAPIを利用しているユーザーは、ワークフローの有効化・無効化APIが非推奨となるため影響を受けます。
- ワークフローのCI/CDや外部ツールから管理しているユーザーは、新しい公開・非公開APIや履歴APIへの移行を検討する必要があります。
- インスタンス管理者は、管理者管理のインスタンス認証情報やOpenTelemetry設定APIを利用できるか確認するとよいでしょう。
- Microsoft SharePoint上のExcelファイルをノードで扱いたいユーザーは、新しいMicrosoft Excel (SharePoint) ノードを確認できます。
- AI Builderやエージェントを利用しているユーザーは、ツール利用やプレビュー表示に関する変更の影響を受ける可能性があります。
ユーザーが取るべき行動
- プレリリース版であることを認識してください。 本リリースはGitHub上で
Prerelease: Trueとして公開されています。本番環境への導入は安定版リリースまで待つことが推奨されます。 - 既存のワークフロー有効化・無効化APIを使っている場合は、公開・非公開化APIへの移行を計画的に進めてください。
- テスト環境で2.33.0を試し、特に新API、インスタンス認証情報、SharePoint用Excelノードが自分のユースケースで期待どおり動作するか確認してください。
- リリースノートに記載された多数のバグ修正が、自分が利用中のノードに影響するか確認してください。
公式情報で確認できる範囲
本稿で確認できるのは、GitHub上のn8n@2.33.0リリースノート(2026-07-28T07:58:16Z公開、プレリリース)のみです。正式な安定版のリリース日、利用可能なプラン、料金、地域別の提供状況、各APIの詳細な仕様、非推奨APIの廃止時期は、このリリースノートからは確認できません。詳細はn8n公式ドキュメントとGitHubリリースページを参照してください。